第98回ライブ(4/8)
「私に還る、海でのひととき〜生命が生まれた海にゆだねて〜」
プレゼンター:ファシリテーション塾第11期実践コースチーム「宇宙の波・モンローの涙」


第98回ライブ(4/8)「私に還る、海でのひととき〜生命が生まれた海にゆだねて〜」
プレゼンター:ファシリテーション塾第11期実践コースチーム「宇宙の波・モンローの涙」

〈日時〉 2017年4月8日(土)13:00~17:00
〈会場〉 目黒区 中小企業センター5階会議室
(参加人数)合計23名(正会員 5名、個人会員4名、ML会員 6名、一般 8名)

2017年4月8日土曜日、目黒川の桜は満開。道行く人が桜を眺め、桜の写真を撮り、最もにぎわいを見せる時期です。
桜を眺める嬉しそうな人たちの波をかき分けて、目黒区中小企業センターに向かうと、桜の雰囲気とは一変。波の音、貝殻のオブジェ、ビーチボール、浮き輪、そして心なしか、潮のにおい??春の目黒の一角に、海の空間が広がっていました。
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本日、ワークショップを行ったのは、ファシリテーション塾11期、「宇宙の波、モンローの涙」チームのメンバー。ファシリテーターは、いのっち、ショーン、みこちゃん、しおりん、ハイジ、なみちゃんの6名。メンバーの思いがこもったワークショップが始まりました。

今回のワークショップのタイトルは、「私に還る海でのひととき」。

「タイトルの「わたしに還る」、なぜ「帰る(go home)」ではなく「還る」なんでしょう」ショーンの問いかけでワークショップがスタート。
参加者からは、循環する、元に戻る、原点にさかのぼる・・・などの声があがります。
「漢字の意味としては、帰ると同じなんですが、その中でも無垢の自分に戻る、根源的なものに戻る、思い出す。という意味が含まれています。現代社会にはいろいろなストレス・情報にあふれている。自分に還る時間をもって、ホッとする時間を提供できないかなと考えていました。自分は海の近くに住んでいて、海を見るとホッとすることがあるなぁと感じているので、この場を海に見立ててワークショップの場を作りました。」とショーン。
最初はアイスブレイク、チェックインからスタートし、最初のワークは「童心に還る」をテーマに、海・山・砂浜チームのグループに分かれて、ビーチバレーのラリー対決を行いました。
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次のワークは海の生き物になってみるワーク。
思い思いの生き物になり、海の生き物の気持ちになってみる―。なりたいと思った生き物は、自分のなりたい姿や、自分が求めている姿を現している…のかもしれません。海の生き物になりきったあとは、違う生き物になった人と会話をして、相手の生き物にもなってみるワークも。自分が選んでいない生き物になりきることで、自分自身では気づくことがなかった気づきも得られたようです。

この場は、海のイメージをあらわすために、貝殻や、砂、海水(!)といった自然物と、海のイメージの写真や、タペストリーなどの装飾品、部屋の一角には砂浜を模したマットや浮き輪などが配置されていました。おやつコーナーには海産物系のお菓子がふんだんに用意され、味覚でも海を楽しめる工夫がされていました。休憩は海を味わいながら、ビーチバレーをプレーした同士、海の仲間になった同士で歓談を楽しんでいました。
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休憩後、雰囲気は一変。中央には、船、海の小さな生き物、夕暮れの砂浜、海を泳ぐネコ(!)など海をテーマにした様々な写真が置かれていました。参加者にはこれだ!と思った写真を一枚、さらに、部屋の一角に用意されたホタテガイの折り紙を一枚選び、自分の心地のいい場所に移動します。
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ホタテガイの折り紙には仕掛けがあり、中にはメッセージが入っていました。メッセージの内容はホタテガイを開けるまで分かりません。メッセージと出会ったのも一つのご縁。
なぜこのメッセージが自分のところに来たのか、選んだのか、内省する時間ののち、近くに座っている仲間同士でこのメッセージの意味について語り合う時間が持たれました。
その後は瞑想タイム。目まぐるしい毎日の中、ゆっくりと自分自身を見つめなおす時間はなかなか取れないのではないでしょうか。疲れたから目をつむるのではなく、呼吸を整えてゆっくりとゆったりとする、という時間そのものが、日々忙しく過ごすわたしたちにとって、最上の時間と言えるのではないか、と思うようなひと時でした。

最後のワークは、先ほど手に取った写真(実はポストカード)に、メッセージを書くワーク。3か月後にファシリテーターが投函してくれるそう。3か月後、自分自身が選んだ人にメッセージが届きます。
最後はチェックアウト。最後までほっとするような、安心するようなやさしい雰囲気に包まれてこの場はお開きとなりました。
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アンケートの内容を少しご紹介します。

【本日のライブで心に響いたこと】
 癒しを求めて(S.Tさん)
 貝の中のメッセージが占いのように自分必要かつぴったりでうれしかった(福政尚美さん)
 皆それぞれ自分に合ったコトバがうれしかった。自分へのメッセージがよかった(なりちゃん)
 言葉と人生が重なった時に、言葉の重みも深みも増すのを感じました(Wakaさん)
 なりたい海の動物になりきって泳ぐこと、ビーチバレー、一言(ひとみさん)
 私に還る(もめちゃん)
 “一見して馬鹿げていないアイデアは、見込みがない”という言葉をいただいて、方向性が決まりました(寅次郎さん)
 あらためて自分に「還る」という問いをもらい自分とは「何者」「何のために生まれてきたか?」に立ち返った感じがした(木越省吾さん)
 どんな名言でも意味を見いだせる。手元に来たのは、このタイミングで必要な名言。海は生命の源。ここに還って自分と向き合うことができました(かんなさん)
 天からいただいた”メッセージ”。すべてが心に響きました。今の自分にはすべてのメッセージを必要とする何かがあるんだと感じました(つっちーさん)
 環境づくり(ぜにやん)
 モンローのみなさんの想い(丸山まゆみさん)
 受け止める言葉にはイミがある(えりさん)

【本日のライブを通じて持ち帰り、活用したいこと】
 自分を振り返る時間を取ること(S.Tさん)
 童心に還って遊び、どっぷり海の中につかり自分に還る。最後のレターがよかったです(福政尚美さん)
 本当の海にいきたくなりました(なりちゃん)
 徹底的にリラックスすることは一人ではできない(おーちゃん)
 ハガキが届くまでに書いたことを忘れようと思います。もらった一言は大切に持っておこうと思います。(ひとみさん)
 メタファーを使ったワークに応用できそう(もめちゃん)
 実際の行動につなげていきたいと思います(寅次郎さん)
 身体を使い、何かになりきりワークすると、潜在的な無自覚が出てくるようです(木越省吾さん)
 体を動かすことで自分の心にアクセスして向き合うことができました。定期的に自分を振り返るようにします(かんなさん)
 海にかかる想い出がたくさんあることに、自分自身で驚きました。今後も海の想い出を作っていきたいと思います(つっちーさん)
 波のせせらぎ音(ぜにやん)
 ビーチバレー(丸山まゆみさん)
 貝の言葉の意味を考え、活かしていきたいと思います(えりさん)

【プレゼンターへのメッセージ】
 3パターンで二人のコンビネーションがGoodでした。心配りと熱い想いを感じました。ありがとうございました。
 ほんわかとあたたかい雰囲気に包みこまれました。ありがとうございます(なりちゃん)
 リラックスして、深く自分を見つめなおす時間になりました。ありがとうございます(Wakaさん)
 細部にわたり、準備をしてくれてありがとうございました。海に毛布。あまりない気もしますが、そこがおもてなしだと思いました(おーちゃん)
 とても楽しかったです。ありがとうございました!(ひとみさん)
 細部までにこった演出でたっぷりと味わうことができました(もめちゃん)
 今日はありがとうございました。ファシリテーター全員が海の色に統一されていたのがステキです!どんな発言、ふるまいをしても温かく見守ってくださってありがとうございました(かんなさん)

=====プレゼンター紹介:ファシリテーション塾11期チーム「宇宙の波、モンローの涙」=====
いのっち(猪瀬 記利)、みこ(金子 美子)、ショーン(戸高 祥円)、しおりん(廣瀬 志織)、なみちゃん(深瀬 直美)、ハイジ(宮里 惠子)
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4月ライブ事務局は、カワ(川口弘美)、バタヤン(川端健一)、やじー(池田優里)でした。