第118回最高の居場所ライブ(12/15)
『居酒屋よろづ屋相談会』


第118回NPO法人はたらく場研究所-最高の居場所ライブ
2018年12月15日@東京ウイメンズプラザ
テーマ:居酒屋よろづ屋相談会
ファシリテーター&企画運営:木越省吾、進藤明美、染谷歓奈

日本人が本音をだせる場所のひとつ、居酒屋をモチーフに
居酒屋の雰囲気で 一年を振り返り 本音で語り合うワークショップを開催いたしました。

居酒屋の起源は古く3500年前にさかのぼるそう。古代から 人は仲間と集まり語り合い そこは何かが生まれる場だったかも と思いを馳せつつ。

チェックイン:居酒屋よろづ屋入店!
名前、どこから来たか?、ありがとうと言いたいことを言ってから、のれんをくぐる
頑固親父からの威勢のある「いらっしゃい」、おかみ&看板娘の「ようこそ!」で迎え入れる

まずは 今日の疲れをほぐして気持ちよく体調を整えて飲めるようにと、、、
体をほぐすための ラジオ体操。
場から音楽が欲しいねという声があがり、スマホでラジオ体操の音源を見つける。
頑固親父が最初の体操のデモをして、一人ずつバトンタッチしながら皆で体操。
オリジナルの創作ダンス的な動きも入り、終始和やかに体操が進む

「なぜ、人は居酒屋に行くのか?」
居酒屋の魅力を列挙していく。ここで、また場のメンバー(お客様)から一言。
「居酒屋って、方向性がなくて だからリラックスできる場なんですよね。」
ここで場にスイッチが入る。
頑固親父、おかみ、看板娘が準備していた進行にこだわらず、この場にいるメンバー全員と共に場を作り上げていこうという流れに。

今年一年を振り返る、漢字一文字で表現するのはどうだろうかと、頑固親父からの提案。
場から「他の表現方法もあるのではないか」と提案をされる。身体で表現する、居酒屋のメニューにたとえてみる、など・・・。
そして おでんの具で表現してみては との案に皆が賛成、
手に優しくなじむ、とっくりとおちょこ、おでんのプロップスを手に エア酒盛りのはじまり。

一人ひとりの振り返りの時間。
ここで舟歌が流れてくる。頑固親父もとい頑固DJのセレクト。
まず、話してはお酌され、ぐいっと呑んでから、今年を振り返りと思いを語りだす。おでんの具で例えてからの、今年一年のストーリー。全員で聴き終わると、質問や感想が次から次へと飛び交う。感想が感想を呼び起こしていく。そして、語りは次のお客へ。ここで、話し手から曲のリクエスト。頑固DJ、曲を探し、流す。ここからは、一人ひとりが おでんの具を選び、語りのBGMをリクエストという流れになり 自分の今の気持ちに寄り添う曲をセレクトする。音楽と共に語ることは 心にしみるものだと実感。
場のメンバーが一通り話した後、よろづやのメンバーも語ることに。

この場全体が 大きなおでんの鍋のようで それぞれのいろんな想い、迷い、不安、願い、、感謝、などを包みこみ 一人ひとりの物語を一緒体験するように味わえた豊かな時間。

ゆったり流れた心地よい時間も 閉店の時間に近づいて、頑固親父が流しのギタリストとして登場。
「上を向いて歩こう」を全員で歌おうということに。ここでも「ゴスペル調で行こうよ!」「一人ずつ歌っていってリレーしよう」などアイデアが出されて、一人ずつ、ワンフレーズずつ歌っていく。途中の口笛も交えながら楽しく。

そして 店じまいの時間。
一言ずつ今日の感想、のれんをくぐってお店を出るお客様たちを
「まいどあり」「ツケておくよ」「また来てね」とお見送り。
最後に頑固親父、おかみ、看板娘から一言、ご来店のお礼でしめくくり。

お父さん、今日のお店は面白楽しかったね!明日はどんなお客さんが来て、どんな語りで盛り上がるんだろうね。閉店後のよろづやでは そんな会話が続いて 夜が更けていく。

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【参加された方からの感想】
・とにかく楽しかった! 
・少人数でみんなで作っていく対話の場 新鮮な感覚でした。
・安心安全の場でそれぞれの本音がでた素敵な場でした。
・音楽を対話にとりいれた流れがよかった
・これまでにないスタイルで可能性を感じた。