第66回ライブ(5/18)
「ちはりぃと学ぶファシリテーショングラフィック」
プレゼンター:河内千晴さん(ちはりぃ)


【5月ライブ開催のお礼とご報告】
最高の居場所の皆様
こんにちは。
5月ライブ 担当の うめ こーじ兄 しんです。
5月18日 第66回最高の居場所ライブ 
〜ちはりぃと学ぶ「ファシリテーショングラフィック」〜が無事、終了いたしました。
当日は 33名(初参加12名)の皆様にご参加いただき、
色とりどりの想いが鮮やかにそして温かく会場を満たしました。
皆様 本当に ありがとうございました。
描くことを通じてみえてくる 人の思いや真実、発見。
その場に起こっていること、流れている音や風を 
自分の感性を通して文字や図でカタチにしていく。
それを皆様と一緒に体験できることで 
そのプロセスが 温かく重なり 
何かを生み出すチカラになる、と 私自身も感じた時間でした。
当日の開催の模様をご報告させていただきます。
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2014/5/18(日) 第66回 最高の居場所ライブ
~ちはりぃと学ぶ「ファシリテーショングラフィック」~
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★★★プレゼンタープロフィール★★★
【河内千晴さん(ちはりぃ)】
IT子会社の人事担当として働く傍ら、対話を通じて職場や社会をよりよくしていく諸活動に参加。社内で組織風土改革を目的としたフューチャーセッションの企画・実行を推進し、ファシリーテータも務めている。ファシリテーション塾で学んだファシリテーショングラフィックを社内外で活用中。最高の居場所メンバー/ファシリテーション塾事務局/関東引きこもり問題フューチャーセンター「IORI」運営メンバー。
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★はじまり(チェックイン)は、 今日の期待を 二人一組で話したあと 
付箋に書いて銘々 壁にはっていきました。
 そして「まずはやってみよう」→ 3人一組で最近気になっていることをそれぞれ話す
→ それを聴いて描いてみる→ 感想を各自の立場からシェア いろんな視点を知る → 
ちはりぃが感想を聴いて 壁に描いていきました。
このあと 壁に描いた2つのこの場面は 後半に 
ファシリテーショングラフィックによって さらに七変化していきます。
★「ファシリテーショングラフィック」って何?
 議論の内容をホワイトボードや模造紙などに
文字や図形を使ってわかりやすく表現し「議論を描く」こと。
そこに ちはりぃ流の解釈を重ねると、
「人の話」に出て来た 事柄と思いを「描く」という手段で見えるようにし 残すこと。
 →話したことは そのままでは残らない、その人の気持ちは そのままでは見えない。
 →描くことで 見える・残る 
★描き始めるときや 描く事を迷うときの
時間を短くする為の「描くプロセス」について
何をどう描いたらいいの?という時 
まず こんなところから考えて 
判断しているというものを紹介してくれました。
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【4つのキーワード】
・要約する?(事柄、心情に集中して聴き 描く)
・言葉に多く残す?(とにかく書く! 言葉は音)
・イメージを描く? (聴いて思い浮かんだ絵を自由に)
・整理する?(いろんな整理のフレームを参考に)
★全部を正確には描ききれないので そこは割り切る
(あとでご本人に訂正してもらう)
 ポイントは・・・自分なりの描き方 でOK!
 あとからイメージを書き加えていくことも可能。
・日常での取り入れ方
 ビジネスならば・・・記録をのこしたいときに使う事が多い、箇条書きが多い、
 私が板書しますといえば 否定するひとは少ないので まずはやってみる。
・どう描けばよいか考えてしまうとき 聴けなくなる。
 聴きとることの大切さ 心情を要約することに集中。
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★ ちはりぃの「SHADOW」というワークを紹介。
 3人一組で インタビュー(話し手 聞き手 描き手)
描き手は 話し手の顔をみずに 声だけを聴いて描く
影になって気持ちを察しながら描く。
話のポイントと 心情を両方描く。描き方は自由
どういう気持ちで話しているかを聴いて描く。
どんな感情が含まれていると描き手が聞き取ったのかを(想像でよいので)描く
テーマは
「今年 上半期をふりかえって とても印象にのこったこと 
または 気になっていること」
いろんな視点を体感しながら 
描いてみて、話してみて、聴いてみて、
それぞれの皆様からのフィードバックが とても素敵でした。
・影は もう一人の自分であることに気づいた。
・光と影を意識した。影から出て来たものが光になって自分を 照らしてくれる。
・描き手が描いてくれた今の自分を受け取ることによって 
 意識していなかったことを発見できた。etc
ちはりぃが そのメッセージに さらに重ねてくれました。
【自分なりの書き方、伝え方 が 相手に発見を与える】
描くということの効果 側面 を知る事が大切。 
単に記録ではなく 話し手に対する効果に軸をおくことが原点。
だから うまく描くことよりも 自分の感じたまま、描くことが大切なのです。
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★TIPS
自由に描いてよいものではあるが ちょっとしたヒント、こつ、
さらに描く事が楽しくなる秘訣を伝授。
色使い、組み合わせで 与える印象の違い
文字や絵や図をきれいにみせるこつ etc  
日常にも使えそうなアイデアが満載でした。
★最後に「ライブ感をさらに体感して描いてみよう」
ということで、
テーマは「最高の夏休みの過ごし方」について 
とうりょう&うめちゃんの会話を聴きながら
一人一人が思い思いに感じたことを 描く時間。
(むちゃぶりに答えてくれた とうりょう、うめちゃんに感謝♪)
「描く」って楽しい! そして 発見がある!と実感できた時間でした。
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プレゼンテータ 河内千晴さん(ちはりぃ)に 
皆様から たくさんのメッセージをいただきました。
優しく わかりやすく 丁寧な進行。
日々 現場で 自分らしい表現を積み重ね 試行錯誤しながら
進化させてこられたからこその しなやかさ、安定感。
主役である皆様を見守りつつ 何かを信じきったあふれる笑顔。
参加される皆様のことを想いながら ひたすら準備する、
真剣な ちはりぃの横顔を思いだしながら
アンケートをひとつひとつ読ませていただきました。
ありがとうございます。
日常では「言葉を交わす」というコミュニケーションは 
形に残らないことが多いので
無意識に使ったり 流したり 
瞬間的な反応で終わることも多いと思います。
この ちはりぃ流ファシグラの
「相手のために聴く、描く」感覚を 
実際に描かないときにも 意識してみたらどうなるだろう・・・
「伝える」ことの質感や 相手との関係性が 変わっていき 
また別のうねりを生み出していくかもしれないですね。
以下に ご参加いただいた皆様からのアンケートを 一部掲載させていただきます。
===アンケートから(心に響いたことetc)===
・心情を要約する というキーワードが響きました。
 事実を整理する手法に 人の心も つかむ事が大切なのだと気づきました。(T・Mさん)
・聴いてもらうだけで 気付きってあるんだな?と あらためて気付きました(N・Kさん)
・自分の特徴を活かしつつ工夫すればよい、
 まず描く事でその次の考えを引き出したり整理できる(みぃさん)
・ファシグラに 正解はない、試行錯誤しながら成長できる(Keiさん)
・インプットと アウトプットの循環(T・Oさん)
・書くこと、描くことの意味がとてもよくわかった。
 普段 考えたことのない視点からのファシリテーションで新鮮でした。(松下信武さん)
・グラフィックの力を改めて気付きました。ワクワクすると心に残り行動力を与える、
 そのツールとして非常に効果的な手法だと思った(川村圭司さん)
・目に見えない想いや気持ちを受け取って見える化して 
 伝える、感じて 味わって 伝わる。インプット→
 見える化→アウトプット シナジーでエネルギーが生まれる。(M・Yさん)
・足りないことを意識するのではない。
 自分なりのやり方で どうやったら 役に立てるかを考えて工夫していく。
 今の自分のレベルでは 自信がないことばかりですが とりあえずやってみよう と思いました(みさえさん)
・頭で描いたものを 絵に描くと理解が 深まる!という気づき
 明日から会議でやってみます(やじーさん)
・描写することで みえなかったことがみえてくる。
 ちはりぃのTIPSがとてもためになった。板書で活用します(かんなさん)
・SHADOW  第2の人格 → 自己への気づき!! 見える化でのスッキリ感!!(マッキーさん)
・とにかく場数を踏むことですね。かつ他人のレビューをもらうこと、
 グラフィックも日々進化させていくというちはりぃの言葉に勇気をもらいました。(植村哲也さん)
・SHADOW はとても面白かったです。いろんな発展性も感じました(N・Sさん)
・「描くプロセス」が心に残りました。
 何を描くかをあらかじめ想定し決めておくことで
 書くことのスピードと質が格段に向上することを実感できました。(おーちゃん)
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=====以上=====
皆様 ありがとうございました!
5月ライブ担当 梅沢由美 立見晃司 進藤明美