第81回ライブ(9/13)
「組織改革リーダーの思い・事例共有&マイストーリー」
プレゼンター:池秀典さん(ひでさん)&小泉篤史さん(こいちゃん)


最高の居場所 第81回ライブ 2015.9.13
緑ヶ丘文化会館第一研修室:13:00〜17:00
「組織改革リーダーの思い 事例共有マイストーリー」
参加者:23名(内 初参加6人)

《プレゼンター プロフィール》
池 秀典さん(ひでさん)
大手損保系IT会社 マネージャー。数年前に会社の組織改革活動に携わったのをきっかけに、コーチングと最高の居場所、ファシリ塾に出会う。働く場におけるお互いのあり方を相互に知ることで、もっと組織が良くなると信じ、現在は同じ志を持つ仲間と一緒に働き方の変革活動を推進中。ファシリテーション塾7期から9期の塾生、現在事務局として活動している。

小泉 篤史さん(こいちゃん)
薬局チェーン勤務。病院を経て在宅医療に長年従事し、現在は企画職。自社のブランディングを見直す活動をきっかけに、社内での組織開発を模索する中で、様々なワークショップを提案/実施。ファシリテーション塾5期から9期の塾生、現在は講師認定コースを受講中。
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《はじめに》
とうりょうより「真理は実践にしか宿らない」のお話

《アイスブレイク》5分くらい
ミングる・言って欲しい名前
    ・自分の組織を色に例えると
    (受付時に折り紙の色を選択してもらっている)

《チェックイン》
ひとりひとこと

《プレゼンターの活動紹介》
プレゼンターおふたりがそれぞれの職場で、これまで組織改革に真剣に取り組んできたストーリー、熱い思い、生の声をたっぷり聴かせていただきました!!(詳細はライブの中で参加者のみなさんにのみお伝え致しました。本報告では、守秘義務の関係で割愛させていただきます。)
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《質問タイム》
Q:組織の中でどんな変化があったのか?どんなきっかけで?
A:取り組みを認めてもらうこと。問題提起することで一体感が足りないことに気づいた。これから対話の場が始まるので、これが終わったら実感すると思う。
A:今は会社全体でワークショップが普通にできる風土になった。今の現場では「あなたのことを知りたい」インタビューをすることで、上司も理解者となってくれていると感じる。お互いのことを知ることの大事さを知った。

Q:何から手をつけようと思ったのか?そのポイントは?
A:抽象的でも会社に必要なことをまとめて提案して自分でスケジュールを作った。理解者を作り味方につける。自分ごとにするために、自分を出さす「魅力的な組織は?」の問いを先手で投げる。私の考えではなく皆さんの考えですよね?不完全な自分を出すこと。
A:相手を理解するところから。あなたのことを知りたいですというスタンスから。本部全員でやった時も、みんなでインタビューで自分を語ることを体感して「よかった」との感想もいただいている。一方で失敗例としては、自分ばかり意見を言ってしまった時。相手に思いを押し付けてしまうと、ついてこれない人が出てきてしまう。

Q:不完全な自分を出して助けてくれるもの?
A:自己開示した勇気を買ってくれる人はいる。「助けてくれる場合」と「お前プロだろ」に分かれる。わかってきたこととして、最初に参加者の声を聞く姿勢があるかどうか。それがないと「お前に言われたくない」となる。相手に信じている気持ちが伝わる。職務のランクがあるので、上位者に「教えてくれませんか?」の姿勢。自己開示は本音の連鎖を生む。本音で言うと相手も本音。

Q:モチベーションの源泉はなんですか?
A:経営に興味があって会社全体の課題は何かを見つけることが好き。ひとつひとつやることで手応えを感じていること。
A:仕事がしんどい時「もっと楽しく働けるはずなのに」と思った。働く場所は楽しく幸せな場所が良いに決まっている!という思い。

Q:数字的な成果は?
A:具体的な成果が求められるが、施策数とアンケート結果かな。
A:数字的な成果は難しい。離職率を下げるため、結果を出すための潤滑油として定義する。あとは、売上①②③、コスト①②③のようにそれぞれの目標が出てきたら、その原動力=エンジン全開の状態をつくるために、モチベーションアップや一体感を醸成するためのものとして説明している。

Q:人事との関わりや連携は?
とうりょうより
組織の活性化が目的だとうまくいかない。何かと結びつける
 ・中期計画の浸透
 ・ビジョンやバリューの浸透
 ・CSの向上
 ・モチベーションの向上(サーベイなど使って)
問題解決にはそぐわない

グローバルカンパニーにおいての人事の役割は職業間の関係性をよくする。
人事はファシリテーション能力が必須。評価するだけ、制度をつくるだけの立場じゃない。

Q:今のゴールは?
A:組織の中のゴールは、職人集団のような部署をお互いの関係性をもっともって働けるようになること。そして、自分たちがこの部署で働いた意味をわかって次のステージに進めるようになること。
A:会社のバリューを作り直して浸透させること。

Q:忙しい現場をその気にさせるポイントは?
A:参加必須として出して、各ブロジェクトで各部署ひとりのプロジェクトメンバーから声をかけるとか。
A:本部会とかで時間の枠をもらう。60分〜90分の短い枠で設定。わざわざ集めることをしないで済むように。年1回フォーラムは自由にやっていいので手をあげる。

《インタビューワークシート 10分×2》
以下の3問の質問に答える。
▶︎現在の仕事の概要、その仕事の難しさはどこにありますか?
▶︎ご自身の今の仕事力に結びついているとあなたが思う過去の仕事体験、ブレークスルー体験、あるいは仕事を通じた学びの体験についてお聞かせください。その体験で、どのように対処しましたか?どうしてそのようにしましたか?
▶︎あなたにとっての価値観、信念、人生の目的といったものと仕事力(仕事のパフォ−マンス)は繋がっていますか?

《振り返り》4人1組
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《チェックアウト》
最初に選んだ折り紙で自分の組織は何色でしたか?今は何色に見えますか?
明日からどのようにしますか?
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=====参加者のみなさまの感想(アンケートより抜粋)=====
・“思い”を持ちつづける偉大さ、経営層へのインタビューは活用したい。(もめさん)
・実際に取り組んでいらっしゃる例なので、とても説得があり感動しました。活用したい事は、沢山ありました、例 事前に話を聞く、素直に誠実に進める、仲間を作る、等(E.K.さん)
・自分の所属する組織で、自分の組織をよりよくしていこうと取り組める事自体がとてもありがたいことなのだと思った。(かんなさん)
・まわりを巻き込む。こんなにたくさんの人が、こうゆう事をかんがえているのだと思った。自分事化−>自分の事として自分が何かやろう‼︎ という気持ちになってもらうために、どうしたらいいか。ワールドカフェとかワークショップを普通にできる会社にしていきたい。(M.S.さん)
・① 思いと戦略、②自分事化する為に、③生の実践の話は、本当に学び、気づき多かったです‼︎やっぱりメンバーの事例共有が一番ですね‼︎ 活用は、上司へのインタビュー、インタビューワークシートで互いを知る。(マッキーさん)
・熱い思いで組織を相手に取り組み続けているストーリー。活用したい事は、インタビュー、みんなに発言させて巻き込む を試してみようと思った。(R.K.さん)
・思いが人を動かす。ビジョン・ミッション・バリューの共感、震撼。定量目標の決定、達成、エンジンとなるものを必ず加える。(木村裕理さん)
・「自分ごとにしてゆく事」。「場を信じる」、「場の可能性を信じる」事の大切さ。(木越省吾さん)
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以上、9月ライブ事務局は、為井清美(ため)、深田浩稔(えが)、久保青子(あおこ)、川口弘美(カワ)でした!!